flight

Smoking or non-smoking seats?

喫煙席ですか?禁煙席ですか?

Quite a long time ago, I would say about 30 years ago, there were smoking and non-smoking seats on the same flights! It may be hard for younger generations to believe it. But it was true, and more surprisingly, there were no partitions between smoking and non-smoking seats. So literally, everyone used to be more or less passively smoking on the flight back then.

かなり前 (まえ) のことになりますが、30年前 (さんじゅうねんまえ) くらいでしょうか?その頃 (ころ) は、同 (おな) じフライトに喫煙席 (きつえんせき) と禁煙席 (きんえんせき) を設 (もう) けていました。若 (わか) い世代 (せだい) の人 (ひと) たちには信 (しん) じられないことでしょう。でも、本当 (ほんとう) の事 (こと) で、更 (さら) に驚 (おどろ) くことに、禁煙席 (きんえんせき) と喫煙席 (きつえんせき) を分 (わ) ける仕切 (しき) りもありませんでした。ですから、誇張 (こちょう) なしにその頃 (ころ) のフライトでは皆 (みな)、多 (おお) かれ少 (すく) なかれ 受動喫煙 (じゅどうきつえん) をしていたのです。

As Japanese people started to learn how badly smoking would affect their health or maybe other reasons, smoking rates for males kept dropping to approximately 27% in 2019, but that of women continued to fluctuate in a narrow range for decades and, at last, recently fell slightly to 7.6%. 

喫煙 (きつえん) が健康 (けんこう) に及 (およ) ぼす悪影響 (あくえいきょう) がどれ程 (ほど) のものなのかを理解 (りかい) し始 (はじ) めたのか、もしかしたら他 (ほか) の理由 (りゆう) からか、男性 (だんせい) の喫煙率 (きつえんりつ) は2019年 (ねん) に約 (やく) 27%になるまで減少 (げんしょう)し続 (つづ) けました。しかしながら、女性 (じょせい) の喫煙率 (きつうえんりつ) は何十年 (なんじゅうねん) か小刻 (こきざ) みに変動 (へんどう) し続 (つづ) け、最近 (さいきん) やっと7.6%まで少々 (しょうしょう) ですが減少 (げんしょう) しました。

The 2022 World Health Statistics saw the Republic of Nauru, a small island in the northeast of Australia, had the highest smoking rate at 48.5% in the world, followed by Myanmar (44.1%) and Kiribati (40.6%). In this world ranking, Japan came 89th, which is much lower than I expected. But the rate may fall further in the near future because cigarettes will be imposed a higher tax to cover extra costs to boost defence. 

世界保健統計 (せかいほけんとうけい) 2022では、オーストラリアの北東 (ほくとう) に位置 (いち) する小 (ちい) さな島国 (しまぐに) のナウル共和国 (きょうわこく) は48.5%と世界 (せかい) で最 (もっと) も高 (たか) い喫煙率 (きつえんりつ) であることが示 (しめ) されました。続 (つづ) いて、ミャンマーの44.1%、キリバツの40.6%でした。この世界 (せかい) ランキングにおいて、日本 (にほん) は89位 (い) で、私 (わたし) が思 (おも) っていたよりも大分 (だいぶ) 低 (ひく) い喫煙率 (きつえんりつ) でした。しかし、防衛力強化 (ぼうえいりょくきょうか) のための費用 (ひよう) を捻出 (ねんしゅつ) するため、タバコにはより高 (たか) い税金 (ぜいきん) が課 (か) せられるようになるため、喫煙率 (きつえんりつ) は近 (ちか) い将来 (しょうらい) さらに低 (ひく) くなるかもしれません。

New Zealand is one of the countries that have been trying to reduce the smoking rates by introducing a higher tax on cigarettes. Consequently, the nation’s smoking rate is among the lowest in the 2022 WHS. The government is still very determined to make the country smoke-free and has just recently passed a bill restricting the sales of tobacco. People born on or after Jan 1, 2009, will be banned from buying tobacco products. Violation of this law will involve expensive fines. 

ニュージーランドはより高 (たか) いタバコ税 (ぜい) を導入 (どうにゅう) し喫煙率 (きつえんりつ) を下 (さ) げようと努力 (どりょく) している国 (くに) のひとつです。結果 (けっか) として、世界保健統計 (せかいほけんとうけい) 2022においてニュージーランドの喫煙率 (きつえんりつ) はとても低 (ひ) くくなっています。それでも政府 (せいふ) は断固 (だんこ) たる決意 (けつい) でニュージーランドを無煙 (むえん) の国 (くに) にしようとしており、タバコ製品 (せいひん) の販売 (はんばい) を制限 (せいげん) する法案 (ほうあん) を可決 (かけつ) しました。2009年 (ねん) 1月 (がつ) 1日 (ついたち) 以降 (いこう) に生 (う) まれた人 (ひと) はタバコ製品 (せいひん) を購入 (こうにゅう) することが禁止 (きんし) されるのです。この法律 (ほうりつ) に違反 (いはん) すれば、高 (たか) い罰金 (ばっきん) が課 (か) せられます。

The new law may be too radical for retailers and tobacco companies, but definitely beneficial for human health. I wish we had the same kind of law in Japan since smoking does much harm but no good. But I guess it would be impossible to pass such a bill as the nation wants to be everyone’s friend and doesn’t make any enemies.

この新法 (しんぽう) は小売業者 (こうりぎょうしゃ) やタバコのメーカーには極端 (きょくたん) すぎるかもしれませんが、健康 (けんこう) のためには絶対 (ぜったい) に有意義 (ゆういぎ) です。日本 (にほん) にも同 (おな) じ様 (よう) な法律 (ほうりつ) があればなぁと思 (おも) います。タバコは、百害 (ひゃくがい) あって一利 (いちり) なしですから。けれども、八方美人 (はっぽうびじん) で誰 (だれ) も敵 (てき) に回 (まわ) したくない国 (くに) で、そのような法案 (ほうあん) が可決 (かけつ) されるのは不可能 (ふかのう) だろうなと思 (おも) います。